140字超え備忘録

まさにDream "Pain" ter

どこまでも夢で、どこまでも現実だった半年間のこと

(この記事は10月28日に書いたものです

今なら出せるような気がするので、ひっそりと出します)

 

 

 

10月21日が過ぎて、もう1週間が経った。11月が目の前にやってきている。

あまりにも早すぎて、東京から帰ってきたのは昨日なんじゃないかとすら思います。

ライブを純粋に楽しんだ土曜日。始まる前に「はじまらないで」と泣いてでも「勝ち」で笑顔になれた日曜日。キャラのお別れを見守った月曜日、そのままイケるっしょ祭りに湧いた火曜日。

CDTVや注目ワードでTVに映っては気持ちが盛り上がって、TLも盛り上がって、この一週間ずっと楽しかった。

3月5日には想像もできなかった、10月21日の先の、

サイコーを超えた明日が続いている、

気がする。

 

今書かなきゃいつ書くのか、書けるのか、わからないから、書く。

これはわたしの、楽しくて、苦しかった半年間の話です。

 

 

 

私はいま、地方の大学生。独り暮らし。

ふるさとから新幹線でだいたい5時間の遠い地で、夢を追っかけています。

大阪までは高速バスで3時間、東京までは夜行バスで10時間。そんな田舎のいもっころ。

 

私とドリフェス!の出会いはかなり偶然で、運命だった。

きっかけは前ジャンルでフォローしていた絵師さんの「サイコー超えてる、全人類必修科目ドリフェス!をよろしく」というパワーワードの数々だ。

おかげでなんとなくアニメを見て、声の棒っぷりにびっくりして、でもなんだかおもしろくて2日で全話見てしまった。1期10話のオタクです。

そこからトンチキなアプリを始めて、曲に惚れて、………今に至る。

 

お分かりの通り、わたしはたった1年しか彼らを応援できていない。

1年もあるかな?キャストが好きになってきたのは1月頃だったと思う、それこそ「まあ行ってみるか~」って気持ちで見たツアーで撃ち抜かれてから。

 

それが苦しい。短い。あまりにも短い。ドリフェス!が大好きだと叫ぶ、周りのみなさんに比べて。

わたしが彼らを見てきたのは、あの3月5日からがほとんどなんだ。

わたしは果たしてドリフェスのために、なにができたんだろうか。

そんな想いが、ここ数日、いや本当は大好きだと言えるようになってからずっと

わたしを苛んでいる。

 

自分はずっとずっと、中途半端だ。

 

 

本気でハマったのは、ツアー大阪公演。

キャストが魅力的なことを十二分に知って、そこから落ちていくのは早かった。

大阪で大興奮したわたしはその日のうちに横浜の一般チケットを取って、夜行バスを予約した。

これが初めての、ひとりでの東京遠征。

関西圏はあっても東京まで出たことはなかったし、友人にくっついていくことはあってもひとりで行くなんてことはなかった。ぬいぐるみを買ったのも、初めてだったな。

やっぱり頑張っても1万3千はかかってしまうし、夜行バスは首痛くなるし4列シートはしんどいし、LCC使っても成田から都内が遠いし高いんだということも勉強になった。

ひどく後悔しているが、グッズはあまり買っていない。

大阪公演では、会場限定で今の推しのアクスタが出てたけど買わなかったし、キャスト缶バッジとか。ドリカペンラとか、ドリカも。白のツアーTも買えなかった。

ぬいぐるみは買っていてよかった。本当によかった。

事後通販で買えるだけのものは買ったけど、限定ものは本当に後悔した。

 

その時のわたしは、週3の塾講師バイトだけで、月4万あるかないかの収入だった。生活費は親の仕送り、娯楽費はバイト代。

わたしは夢、そしてその学問の専攻上、課外活動に重きがあった。視察や研修があって、それらにそれなりに時間とお金がいった。

平日は大学だが、週末はフィールドで実践する。そういう生活。

だからバイトは平日のみにしていたし、曜日固定でスケジュール組みが楽かつ急用に対応できるような職場を選んでいた。とにかく夢に邁進。

 

ツアーに行って、遠征して分かった。

これじゃ絶対にお金が足りないし、時間も足りない。

でもまあぼちぼちでいいや、って思っていた。

きっとこれからもいっぱい行ける。

 

そしたら、3月5日がきた。

アプリも少しずつ進めていたし、ファスライ円盤を見て、次のライブが楽しみで仕方なくなっていた時期に、あまりにも残酷な発表だった。

ただ、その前にあったアプリ終了のお知らせ、驚きはしたものの、実は納得していた。

その頃は徐々にランカーしていたレベルだったけど、アクティブの少なさは気付いていた。androidはラグがひどくて困っていたし。

でもツアー横浜の埋まり具合とか、ファスライの売れ行きとか、アーティストとしての完成度の高さに驚いていたので、まさか。

ハマって数か月のくせに泣きじゃくった。なんで?って友達に泣きながら電話した。

それで決心した。

あるだけのDearDreamの現場に行く。推しの現場に行くんだ。

 

それから、ダブルバイトを始めた。塾講師のコマ数も増やした。

初めての飲食バイト。友人の紹介ですぐに入れてもらえて、効率のいい深夜の遅番。塾講師を10時で終えて、そのまま2時まで居酒屋、とか。週5でバイト。

週末は遠征と、課外活動。

昼間は講義に加えて、活動のミーティング。

ドリフェス!に夢を救ってもらったので、夢に向かうことをおろそかにしたくなかったし、よりもっと頑張りたい!って思っていたから、オフなんて月1回あったらいいってスケジュール組みをした。

身体の自由もなかったけど、頭も常にフル回転。

それでも増えた自由なお金でグッズ買って、遠征して、思い出が増えていくのが嬉しくて、毎日楽しかった。もうそれはそれは楽しかった。

ただ、心配してくれた友人の忠告を聞いておけばよかったなって思う。

 

6月、ついにキャパを超えて、ぶっ壊れた。

毎日飲んで、酔わないと寝られず、電話で母親に毎日がつらいと何時間も泣いて話した。時間の余裕もなければ、気持ちの余裕もなくて、もう限界だった。

これはわたしの事情だし、全然関係がないけれど、

でもそれだけ、ドリフェス!にエールが送りたくて愛を注ぎたくて、そういう気持ちだったんだ。

あのキラキラをいっぱい見たくて、終わりなんて覆したくて、

特にドリフェス!ってファンのアツさと行動がすごいから、その一員になりたかった。

ファンの仲間入りがしたかった。

夢を追いかける彼らがかっこよくて、自分も頑張りたかった。

全部頑張ろうとしたら、そうなってしまった。活動内容も濃くなって責任も増していたから時期も悪かった。

 

母に結局来てもらって「バイトしなくてもいいから、やりたいことはやりなさい。助けるから」と言われ、甘えることにした。

そこからは、バイトを減らして、できる限りの最大限を目指した。

ドリフェスへの熱は増えるばかりであったし、個人の舞台にも行ってみたくて、月1は遠征していたけれど。

 

ここからは、お金との闘いだった。

母に援助してもらってまで無駄遣いはできない。どうしても欲しいもの見たいものに厳選するとか、大阪公演は行くとか。母にはその都度報告していた。

正直に言って、東京都民、その周辺住民がうらやましくて仕方がない。働いているひとがうらやましくて仕方がない。

お金も時間もかかる。どうしようもないことだから、どうしようもなくつらかった。きっと地方民はみんなそうだと思うけどさ。たたかってるんだよ、欲と理性。

行けない買えないってことから、ああ自分はプロジェクトに、推しに貢献できてないって気持ちになった。

TLで舞台の話が出る。観覧、試写会、目撃情報、コラボ。知れることは嬉しかった。ネットあって良かったなって思う反面、うらやましかった。そして何より、悔しかった。

わたしはたった半年の新参だから、過去の彼らも全然知らなくて、ドリカ手渡し、ファンミなんて知らなくて…ファスライだって円盤じゃわかんないこと、いっぱいあるでしょ?

キャスト7人はなおさらだし、キャラ7人だってそうだ。

アプリ、全然できなかった。純哉くんを100レベルにするのがせいぜいだった。

ネットのファンのツイートなんかが、わたしの情報の大半で、だからわたしは他人の言葉で14人のことを語ることが多くなる。

気持ちは負けたくない、でも知識と経験は圧倒的に負ける。

彼らと過ごした時間の長さは、やっぱり愛だ。

愛に順位はなくて、「分かちあった深さ」が大事だ絆だって歌ってくれても、分かち合うには相手をいっぱい知ることが必要なんじゃないだろうか、それも時間を共にして自分が直接受け取ったものが。あなたを分かるにはきっといっぱい知らなきゃ見なきゃいけないとわたしは思うんだよ。

特にわたしの推しはそうだって、他の方のブログを見て痛いほど思った。悔しい。

仕方ないのはわかってても、嫌なもんは嫌だ。推しのことは誰より知っていたいと、分かりたいと、最近そんな感情も芽生えるようになった。

アイドルなんて、俳優なんて微塵も興味なかったのに。

だからすごくすごく苦しかった。

 

シンプルに、お金使えないこともつらい。今だってそうだ。

本当はジャージも、ネックレスも、推し以外の誕生日グッズも欲しい。アクスタや円盤の複数買いがしたい。追いブロマがしたい。

でももう破産手前だ。武道館もやりたいことをやったから、本当に資金は底をついた。

数がどれだけ大事か痛いほどわかったのに、数に貢献できないなんて。

ソシャゲ戦国時代、愛は金じゃないけど、金は愛だと散々分かっている。わたしもそう思ってきた。

だからこその申し訳なさと、悔しさと、自分はファンになれているのかの不安。

買っているみんながもはや憎らしい。なんで自分は学生なんだろうか。

だんだんそういう黒い感情がわいてくる自分も、みじめで仕方がない。彼らと年がほとんど違わないし、光だから、なおさら。

10月21日までは駆け抜けて来たから見ないフリもできたものが、今はじっくり向き合えてしまって、落ち込むばかり。

 

 

いま改めて、自分の中途半端さに辟易している。

TLには大先輩がいて、貢献してきたひとたちがいっぱいいて、

わたしってどうだったんだろうか

壮馬くんはたしかにあのとき言ってくれたけど、

わたしは、ドリフェス!の一員に、なれていたんだろうか

推しです!と、言えるくらい、彼を推せていただろうか

わたしは、とみーが好きだけど、まだ彼がわからない。語れるほど、彼を知らない。

彼を3年前から知るひとのブログを読んで、なおのこと、悲しくなった。

 

そして、みんなは武道館ライブで、3次元のそばに、2次元のみんなが見えたと言った。

わたしには見えなかった。特に、推しに関して。それもまたすごく悔しい。

わたしには、5次元を体感するほどの想像力と思い入れが足りなかったと思ったから。

黄色い光の中で堂々ソロで歌うとみーはとみーで、わたしは彼のまぶしい笑顔に魅了されていた。

決して純哉くんが見えてははいなかった。

あの時間、楽しそうなとみーに笑顔をもらった。

きっとそれでいいんだろうと思うけど、なんでかそれを21日の夜、書き込めなかった。

これまでも他人の言葉を使って、ずっと5次元すごい!って言ってきて、

5次元のファンでいたかったからかもしれない。

ファンであるか、不安だったから。

阿呆なことをしたなと思った。みぞたくが、歌についてだけどさ、受け取り方はそれぞれだって言ってくれてたのにね。受け取った人のものになると。ファンのみんなも、想いはそれぞれだよねって言ってくれてたのにね。

そういうことも含めて、なんだか悲しくなった。もっと前から知っていたら、違っていたかもしれないなって思ってしまって。

自分は、ドリフェス!を愛しきれなかったと思ってしまったことと、後悔があることに、悲しくなってしまった。

 

 

 

悲しい苦しい悔しいばかり言っているけど、

楽しかったんだ!

楽しかった!

ここまでの知ってからの1年、大好きになってからの半年。

壮馬くんが言うように、わたしにとって得たものばかりだった。新しい経験、知識、飛び込む勇気、夢を見る希望。フォロワーさんとの出会い。

武道館本当に楽しかったんだ。

失ったものなんてないって本当に思える。

これからもドリフェス!を推して、キャラ7人を愛して、キャスト7人の各々の道を見守りたい。

ああもう大好きだ!って気持ちがほとんどなんだ。間違いないんだ。

この確信と共に、明日を歩んでいきたい。希望は持っていたい。

「またね」を信じて。明日が来なきゃ、またね、は生まれない。

 

だからわたしは、このくやしさも、たくさんの得たものを大事に抱えて、明日を生きる。